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2010年8月

2010年8月31日 (火)

伊勢屋@埼玉県羽生市

古い商店街の片隅にひっそりと佇むこちら・・・

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店先の出前カブがお出迎え・・・

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こちら手打ちのお店。店先に麺打ち場が見える。11時半頃入店、数組の先客が・・・

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飾らない感じの気兼ねない店内。昔ながらのガタガタ音のする椅子とテーブル・・・

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メニュー拝見。
なかなか安めな設定。それに丼ものやご飯ものもある。典型的な街の食堂である。

お店の人は男性一人と女性三人、店主ご夫婦とその娘さんだろうか?
チャーシューメンをお願いする・・・

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手打ちゆえ、生産数に限度があると思う。
某ラーメンサイトで手打ちラーメン店の早仕舞いをなじり、「よそから麺を仕入れてでも営業時間を守れ」と言った御仁もいたが・・・それでは詐欺であろうと思う。
どうしても食べたいと思えば営業開始時間に行けばいい。自分はそうしている。

10分ほどでご対麺・・・

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ラーメン 450円

大きめな丼、その中に麺が泳ぐ感じである。

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控えめに油玉が輝くやさしく淡い感じのスープ。佐野ラーメンや東毛ラーメンとそれほど離れていない地域。似た感じである。

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色どおりにほんのりなガラ感とアシスト程度なカエシ・・・
わずかにショウガが香ります。心休まるスープ・・・

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なんとも心和む感じのふんわりした食感の麺はあまりモチモチ感なくうどんライク。その艶やかな表面から想像できるような官能的なすすり心地。
佐野や東毛より若干細めに感じる。スープとのバランスはいいと思う。

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チャーシューは昔ながらの「ダシを取るため」のものであろう。味のよく出る肩あたりであろう。しっとりとした食感、わずかに残る肉の旨みとスープの味の融合は「懐かしい味」いっぱいである。

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これも昔ながらのメンマ。塩漬け戻しと思われるが塩具合はわずかに残る程度の絶妙な戻し具合。わざとらしい味付けはなく全体のバランスを崩さない。

隣のアベックはタンメンであった。いい感じ、さぞ期待できる味であろう・・・
大盛りでも頼んだのであろうか?丼はラーメン二郎と同じであった。

おおよそ多くの日本人の持つラーメンのイメージどおりそのままだと思う。
自分は最近のラーメンは異常だと思う。ブドウジュースや鯛骨やキーマカレーなどの奇をてらった食材を使いその価格は1000円札を出して10円玉がいくつか帰ってくる価格になってしまった。おおよそラーメンの本質「庶民の食べ物」を逸脱した物になってきた。
また、変なラーメンを持ち上げ、「昔ながらのラーメンはおそろしくまずい」と決め付ける「ラヲタ」の罪も大きい。しかし実際に長年愛されているのはこんなラーメンである。

ここはラヲタのアウトオブ眼中であろう。大いに「昔ながらのラーメン」を楽しんでほしい。

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伊勢屋

埼玉県羽生市中央2-5-31(地図)

TEL 048-561-0783

営業時間 11:30~14:30 17:00~21:00

定休日 月曜日

席数 テーブル5卓 小上がり4卓

喫煙 可

駐車場 あり(店裏4台、その先の第二駐車場10台)

交通アクセス 国道122号を館林から羽生方面へ走行、「桑崎」信号左折約1500m、二つめの踏み切りを超えて二つめの信号を直進。約100m先左手。

2010年8月30日 (月)

麺家 くさび 郡山富田店@福島県郡山市

最近はまっている郡山ラーメンである。
福島のラー本で見た。アブラーマンにはなかなかのビジュアル・・・喜多方から一路、郡山へ・・・

着いてみてびっくり。この間来たますや本店の近くのチェーン店ぢゃねーか!

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こちら福島県内に3店舗を構える。
いやいや・・・チェーン店侮るなかれ。広くくつろげる店内。家族連れでもさあどうぞ。中休みなしのいつ行っても食べられる気安さはありがたい。到着は15時頃・・・

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さすがにこの時間では先客は二組だが・・・ウッド調というか民芸造りの店内は余裕あるいい感じである。

メニュー・・・スープはオーソドックスである。

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店員さんはイケメンの奥州男児二人ととみちのく美人お一人・・・
奥州男児のお勧めを聞いてこちらのベースであろう「豚骨醤油麺」をお願い。
さらに脂多めはできますか?と聞いたところ「できます」とのことでお願いする。自分はどこへ行ってもこれである・・・

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カウンターからは調理の手際がよく見える。オペを拝見・・・
普通はザルに背脂を乗せ鍋の底でゴリゴリゴリだが・・・
こちらは逆にザルに背脂を乗せて下の鍋と打ち合わせて、鍋に落ちた背脂を丼に注ぐ。
これだと丼が脂まみれにならなくていい。

7分程でご対麺である。

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豚骨醤油麺 690円

なかなかいいアブラっぷりではないか!

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ラード層も厚い二重構造のスープである。

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マイルドな炊き出し豚骨。一見、重そうであるが意外に飲みやすいスープ。この手の豚骨醤油はともすれば濃厚さばかり競い、コラーゲン過多で味がぼやけているラーメンも多い。そうなるとパンチを出すためカエシも強くするくどい味になりがちだが・・・
こちら適度に軽めで万人向け。それに伴ってカエシも控えめ、ストレートに感じる。心なしかほのかに甘め・・・

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組み合わされる麺は中太の角断面で縮れが入る。太めゆえ麦の甘みや風味を感じる。
ばさばさとした啜り心地がいい。この組み合わせは東京豚骨であろうか?

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チャーシューはバラロール。柔らかさは箸で持ち上げられない位ホロトロ・・・
煮豚であまり味は着けられていないほんのり肉の味を感じるタイプ。

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味玉。半熟の黄身とコッテリスープのマッチングがいい。

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おそらくこちらのラーメンの白眉であろう穂先メンマ。
柔らかなシャックリとした噛み応え。そしてマイルドなこのラーメンのなかで鮮烈な芯を与えている・・・
桃屋の「穂先メンマやわらぎ」のような味つけである。

全体的にいい意味で「チェーン店ライク」と言ってしまおう。誰が行っても、誰と行ってもフツーにうまいラーメンであろう。かつ最大公約数+αの味。商売として大切な事であろう。
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そしてラーメン以外にも心配りは怠りない。社員教育の賜物で接客は上々、親子セットや紙エプロン用意など客に気を遣った配慮。食べる人にうれしいお店である。

遠くからわざわざ食べに行く程ではないがこちらに来て「コッテリラーメンが食べたいな~」と思った方には迷わずお勧めしたいお店である。

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さらにこんなメニューも・・・
あまり知られていない広島風やおしゃれな冷しなど意欲作もある。

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麺家 くさび 郡山富田店

福島県郡山市新屋敷2-129(地図)

TEL 024-925-0606

営業時間 11:00~翌3:00(日曜日は~2:00)

定休日 なし

席数 カウンター15席 テーブル60席

喫煙 

駐車場 あり(10台)

交通アクセス 国道49号線を猪苗代町より郡山方面へ走行。「愛宕前」信号左折、国道4号をくぐって一つ目の信号角右手。

ほおずき@福島県喜多方市

市街から山形県米沢へ向かう、県道333号沿いに佇む。

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喜多方へ行くたびにいつも気になっていたいた店。
喜多方ラーメン店の会「老麺会」非加盟。ゆえにあまり情報がなかった。
「ら~麺」とだけ書かれる、道沿いから見える店は、ともすれば通り過ぎてしまいそうだ。

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店内はテーブル1卓、小上がりが4卓の、いかにも「街道沿いの食堂」といった感じである。
東北とはいえここでも気温は35度以上ありまったく空調は効かない。暑い!

家族経営であろう。こちらの小さな店員さんがお冷を持ってきてくれる。

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メニュー・・・大盛りも50円増しと意外に安めな設定。
オーソドックスな醤油、塩、味噌での構成。「辛し」の文字が多く見られるが喜多方には珍しいであろう。こちらのお勧めであろうか?

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何気にうどんもメニューに載る。ギョーザ230円は「お食い得」であろう。
飾られたミニカーがかわいらしい。持って行かないように!

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塩ラーメンをお願いする。10分位でご対麺である。

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塩ラーメン 600円

なかなかカラフルな彩りのラーメンはおおよそ喜多方ラーメンにはない物だ。

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塩なれど、あっさりではなくわずかに茶色に濁るスープはガラ感いっぱい。油も多くけっこうコッテリに感じる。

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スープはわずかにスパイシー・・・コショウではなくカレーのような香ばしさがあった。
わずかに塩気が尖る・・・これだけ主張が強いと薬味のねぎとのマッチングもいい。

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麺は典型的な喜多方ラーメンの麺。中太断面の縮れ麺はしこしこもっちり。力強いスープに負けずに存在を主張、ボリュームもある。

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チャーシューは甘辛いタレにちょっと浸された感じ。

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メンマはそこそこ歯ごたえあるしゃっきりしたもの。わずかに塩味を残す。
なかなか丁寧な処理だ。

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ゆで卵は舌休めとして存在は大きい。半熟の甘い黄身がスープとよく絡んでうまい。

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「の」の字が鮮やかななると。ラーメンに彩りをそえる。

おおよそ「観光客相手の」喜多方ラーメンぽくなく素朴さは少ない。それゆえ話題になり辛いのであろうか?
老麺会に加盟すればもっと話題になるであろうがそれをしないのは店主に何か思うところがあるのかも知れない。

普通にうまい一杯であった。おおいにお勧め。
次回は醤油でガラ感一杯の「喜多方ラーメン」を味わってみたい。

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ほおずき

福島県喜多方市常盤台119(地図)

TEL 0241-22-7940

営業時間 11:00~19:00

定休日 不定休

席数 テーブル1卓 小上がり4卓

喫煙 不明

駐車場 あり

交通アクセス 県道333号を喜多方市街より米沢方面へ走行。右手にコメリ、セブンイレブンのある信号先約300m左手。

2010年8月29日 (日)

食堂なまえ@福島県喜多方市

市街からちょっと離れたところの細い路地にひっそりと佇む。

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土曜日ともあってひっそりとした住宅街。鄙びたみちのくの町に似つかわしい店構えである。
11時半ころ到着。テーブル3卓の小さなお店。しかし先客お2人、近所の人だろうか?

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メニュー拝見。ラーメンのみの店が多い中、こちらご飯もの、定食、丼ものも多い。食堂の名に違わない。

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何気にうどんも置いてあります。

お店の人は年配の男女、ご夫婦と推測する。白衣が店の雰囲気に似つかわしい。
こちらの売りであろう「極太手打ち」のチャーシューメンをお願いする。

待つ間に壁の色紙を拝見する。
自身の服務経験を書いた「塀の中の懲りない面々」の作者、安部譲二氏の言葉にうなづく。さすが才能のある人は言う事が違う・・・

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そうこうしているうちに着丼・・・

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チャーシューメン 600円

いやはや、なんとも優しげな姿ではないか。

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作った方の人柄が思い浮かぶ様・・・

喜多方ラーメン店の会「老麺会」のラーメンマップ(加盟店で無料でもらえる)に載っている中で最も美しいスープだと思う。

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淡い春の雪のように感じのスープは舌の上でほのかな旨みを感じさせはかなく消えてゆく・・・ガラと煮干系、昆布系の和風が控えめに絡み合う。カエシが突き出ない感じでフォロー・・・化調少々か?

自分としては「佐野ラーメン」のスープを思い起こす。

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自慢の極太麺は大いに元気に縮れが入る。ぷるぷると口の中で踊りを踊る。
固めのうどんライク。芯はもっちりした「すいとん」のような噛み応え。
好き嫌いはあると思うがおすすめである。小麦粉を変えれば二郎ライク?

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チャーシューは小ぶりのバラが4枚入る。
オーソドックスな中華屋の煮豚はダシ用であろうが浅めの味で全体のバランスを崩さない。適度に弾力と豚の旨みありで中華屋食堂好きにはたまらないチャーシューであろう。
最も喜多方ラーメンの多くはデフォのラーメンで2~4枚のチャーシューが載るので割高感は否めない。

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メンマも浅めの味つけ・・・というよりおそらく塩漬けを戻す過程でわずかに塩気を残したものと推測。細めに刻まれコリコリした歯ごたえが楽しめる。

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彩を添えると共に口直し的な存在のなると。全体的に淡いこのラーメンでは意外に存在感がある。貴方はどのタイミングでなるとを食べますか?

意外にガラ感や醤油感の強い喜多方ラーメンにあって控えめな味。スープを飲み干す人も多いらしい。言い換えれば麺とスープのバランスが取れているともいえる。
自分もスープ完飲であった。正直、自分が抱いていた喜多方ラーメンの味である。

宣伝のうまさから観光客が行列する某店とは違ってこちらは地元の人が多いのか?
駐車場の車は福島ナンバーであった。またリピーターも多いと思われる。自分もそうであった。

宣伝でなく「ラーメンがうまい店」だと思う。

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食堂なまえ

福島県喜多方市永久7693-3(地図)

TEL 0241-22-6294

営業時間 10:00~20:00

定休日 不定休

席数 テーブル3卓(1~2人掛け2卓 6人掛け1卓) 2Fに予約席あり?

喫煙 可(混雑時は不可)

駐車場 あり

交通アクセス 国道121号を会津若松より喜多方方面へ。途中「喜多方駅」方面へ。県道210号と交差する(右手にカラオケまねきねこ)信号を左折、川を渡り歩道橋をすぎて一つ目の信号を左折、一つ目の路地(一方通行)を左に入って・・・

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約100m先の左手に看板が見えます(^^)

2010年8月26日 (木)

手打ちらーめん 天狗@群馬県館林市

久々の・・・ホント久々の館林である。
自分は西の人間だが東に転勤、一年前はこの界隈がホームだった。
おどろくなかれ!同じ群馬でも西と東はまったく違うラーメンなのだ。

佐野と同地域の東毛(群馬東部)、ラーメンといえば手打ちが当たり前、こちらもそんなお店である・・・

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左の方に麺打ち場が見える。3時ちょっと前に入店、夜の分でも打っているのだろうか?

カウンターに着席、頭上のメニュー拝見・・・安い!
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麺が手打ちゆえ原価、ラーメンが安いのはわかるが定食まで・・・
関東の穀倉地帯ゆえであろうか?
当日ラー友(某人気ラーメンブロガー氏)がタンメンを食べたらしいので連鎖的に注文してしまう。

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昔ながらの食堂・中華屋である。古い店だろうがきれいに手入れしてある。
店員は麺打ちの年配の男性と若い男性、女性二人体制・・調理は女性の様である。
ステンレスのボウルに盛り上がった餃子の中身・・・餃子も必須アイテムであろうか?

中華鍋に跳ねる油の音と香りがしてくる・・・自分の注文か?
予測どおりであった・・・

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タンメン 580円

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もうもうと上がる湯気・・・写真撮影に苦労する。大盛り野菜が「どうだ!」と自慢げ。

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熱せられた油と、それに注がれたスープは熱反応で乳化白濁・・・この瞬間に立ち昇る湯気がタンメンの醍醐味であろう。ガラと野菜の旨み融合の塩味はシンプルかつストレート。
最近流行のラーメンのような難解な味ではない。

トッピングはオーソドックスなキャベツ、モヤシ、ニンジン、豚コマに・・・木耳、わかめ。
白い丼、スープにカラフルなトッピングが映える。

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このつやつやな麺がおわかりいただけるであろうか?
うどんライクな幅広平打ち麺、ふるふるではかない食感はおそらく全国でもこの界隈だけであろう。原料はこの界隈で愛用される地元?日清製粉の「特飛竜」であろうか?中華麺用として広く愛用される同社「特No1」より粗蛋白は低くシコシコ感はないがもっちり歯を受け止める優しい食感。
そして自家製ゆえか?余計な添加物も入らない感じ。自分が取り付かれてしまった麺である・・・

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野菜と麺を一緒にはさんで頂くのがタンメンの醍醐味。一体感ウマー

正直、最初佐野ラーメンを食べた時は「何て力の入らないラーメンだろう」と思った。
しかしいざ東毛に転勤、毎日佐野or東毛のラーメンだった。そしてその虜になった。
まさに夢のような1年4ヶ月であった・・・

そして西への辞令・・・しかし懐かしく思うのは「東のラーメン」であった。

あれから一年。久々の東毛ラーメンはなぜか?「ふるさとの味」がした・・・

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手打ちらーめん 天狗

群馬県館林市青柳町2105-3(地図)

TEL 0276-75-0054

営業時間 11:30~15:00 17:00~21:00

定休日 木曜日 第二水曜日

席数 カウンター5席 テーブル2卓 小上がり2卓

喫煙 不明

駐車場 あり

交通アクセス 国道122号を羽生より館林方面へ走行。「青柳」信号左折、約1km先左手。

2010年8月24日 (火)

ラーメンショップ 金田亭@埼玉県幸手市

ラー友が「自分のホーム」と胸を張るお店である。
その方は自分と同じアブラーマン(背脂ラーメン大好き)である。大いに期待する。

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天下の国道4号からちょっと入った所にそのお店は佇む。

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食券制、最近歳のせいかラーショの甘辛しょっぱくどい味が苦手になった。
ラーメンの食券購入、店員に味薄めと申告する。しかし歳をとっても「脂多め」は変わらない。

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ちょうど昼頃。店内満員、外待ち4人ほど。

店員は男性二人、女性一人。いずれも胸に「金田亭」とネームが入る。
屋号の入るラーショは珍しい。今はラーショだが以前はこの屋号の店を営んでいたのか?と推測してしまう。

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カウンターには割り箸とエコ箸がある。
ラーメンにはやはり割り箸が似合うと思うのは自分だけであろうか?

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「どうしても安定した味がいいのならラーショやチェーン店へでも行けばいい」とは誰が言った?
おそらく業務用スープと貶したいのであろうが・・・
下手な個人店(ラーショも個人店だが)よりずっと味を吟味している。

加えてこちらの「和風だしラーメン」なるメニューは無化調だと言う。
ラーショで無化調?次回の訪店が楽しみになる。

厨房で念入りに背脂をゴリゴリするのが見える。自分のラーメンと確信する。
予感は的中、そのラーメンが目の前に置かれる。

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ラーメン(味薄め・脂多め) 550円

味薄めのせいか?淡い感じのラーメンの彩り。ほうれん草のみどりが映える。

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貼り紙のとおり、うっすらコラーゲンが膜を張る。しっかりダシを取っている証であろう。

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どろどろ~と流れ込んでくる背脂。艶かしい食感は官能的である。
臭みはなく質の高さ、処理の丁寧さを十分に感じる。
味薄めにするとダシのよしあしがよくわかる。うまみいっぱいなスープがカエシにアシストされていっそう豊かな味になる。下手な店ではコクも旨みもない水っぽい味で化けの皮が剥がれる。

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以前はボソっぽい食感だと思っていたが最近は撮影後に食べるせいか?
もっちり感を感じるようになったラーショの麺。脂っぽいスープにまみれて一体感を持つ。
マッチングは絶妙であろう。

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大きく厚いチャーシューはバラロールの煮豚で箸で持ち上げようとするとバラバラになってしまいそう・・・あまり味は着いておらずほのかな肉の旨みを楽しめる。
こちらチャーシューも販売しているとの事(100g350円、半分or一本で販売。一本で2500円位との事)。買う価値はあると思う。

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青みは昆布かほうれん草のラーショ。ほうれん草は茹でた物で特に味は着いていない。
箸休めにはいいかも?

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スープに似つかわしいわずかに甘めな味付けのメンマ。
くどすぎない味つけと柔らかな食感。脂にまみれていっそう味がマイルドに・・・

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冷めるに従いコラーゲンがその姿をあらわにする。しかし過多でないところがミソである。
多すぎるコラーゲンは味わいを損なうと思う。味が鈍重でキレがなくなると思う。
しかしよく出来たラーショは「キレ」と「重さ」が見事にバランスされるのだ。

さすがにラー友のホームであった。最後まで飽きが来ないのはスープの出来が秀逸だからであろう。完飲であった。

普段食べているラーメンを「味薄め」で頼むと新しい発見があると思う。一度試してもらいたいと思う。

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ラーメンショップ 金田亭

埼玉県幸手市東2-15-19(地図)

TEL 0480-44-1045

営業時間 8:00~19:00

定休日 月曜日 第二火曜日(7~9月は第二火曜日営業)

席数 カウンター9席 テーブル2卓

喫煙 不可

駐車場 あり

ホームページ http://kanedatei.ikidane.com/index.html

交通アクセス 国道4号を東京、春日部方面より北上。幸手駅入り口にもなる「東二丁目」信号右折、約300m先左手。

2010年8月23日 (月)

萬来軒@福島県白河市

戊辰戦争の舞台のひとつになった白河小峰城・・・

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そのふもとにその店は佇む・・・

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偶然目についた。某ラーメンサイトで調べるも未登録。早速入ってみる事にする。

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自分が大好きな食堂系である。中途半端な時間ゆえ客は自分ひとり。
おばちゃんに「いらっしゃ~い」と迎えられる。

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何気にそばうどんも置いてある。
この界隈は市庁舎が立ち並び、そこに勤務する人が主な客であろう。

ラーメンをお願いする。白河といえば「とら食堂系」が多い。手打ちのお店が多いがこちらは製麺所から仕入れているようだ。10分程でご対麺である。

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ラーメン 550円

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醤油の色は濃い目。ラード層も厚め。寒い地方ゆえ、冷めるのを防ぐための措置かは不明。

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美しい琥珀色に透き通るスープはコクのあるカエシを感じる。生姜がほんのり香る甘みのあるスープは鶏のガラ感たっぷり。ラードが全体をマイルドにする。

「今の時期は豚より鶏のガラを多く使ってるんですよ。もうちょっと涼しくなると豚を多くします」

季節によってガラの比率を変えるとは?やるね、おばちゃん。

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自家製手打ちではないものの中太の縮れが入ったもの。なかなかの腰を持つ多加水と思われるそれはクセもなくもっちりした食べ応えのあるもの。ラードのおかげですすり心地はいい。
おばちゃん曰く「この町に古くからある製麺所なんですよ」と・・・やるね、おばちゃん。

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チャーシューは肩あたり。ダシガラでしょっぱめ、パサパサ。おおよそ食わせるチャーシューではないが・・・ここでは心でラーメンを食べるのだ。

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メンマはほのかな甘めのやさしい味付け。花を添える。

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味玉は一個分入る勘定。半熟ちょい過ぎの黄身が美しい彩である。
いんげんの青みと共に美しくラーメンを飾る・・・

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卓上の自家製「ゴマラー油」と「ニンニクラー油」。
「あんまり臭くないから役所の女の人にも人気なんですよ」と・・・

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少しだけ投入。スープにピシッと筋が通る。輪郭がはっきりする。
また違った味わいになる。やるね、おばちゃん。

おばちゃんは会津のそばうどん屋で修行、白河駅前で立ち食いのお店もやっていたらしい。きっと不特定多数の客を相手に何万杯ものそばうどんを作っていたのだろう。

特に強い主張がない分、安心して食べられるラーメンである。これが「百戦練磨」の味なのであろうか?好き嫌いのない味である。

正直、思いつきで飛び込んで見たお店。期待はしていなかったが大いに当りであった。
こんな事があるから食べ歩きはやめられないのだ。

ラー本片手に食べ歩くのもいいが、時には自分の勘で店に入ることをお勧めする・・・

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萬来軒

福島県白河市郭内129(地図)

TEL 0248-24-0466

営業時間 11:00~20:00

定休日 不定休

席数 カウンター6席 テーブル2卓

喫煙 可

駐車場 不明(近くに公園あり)

交通アクセス 白河市街から小峰城方面へ。社会保険事務所手前左手。小峰城を背にして150m先右手。

2010年8月22日 (日)

ますや本店@福島県郡山市

創業明治元年・・・

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4軒並んだテナントの真ん中にそのお店は佇む。

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通し営業の為か中途半端な時間でもお客は多い。エプロン姿の郡山美人萌え・・・

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メニュー拝見。ラーメンの歴史の勉強のようなメニューである。
昭和初期からのラーメンの進化をメニューにしている。こんな趣向もおもしろい。
襟をただして昭和初期の「元」をお願いする。

麺の進化も書かれている。

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こちらチャーシューは2種類あり選ぶ事が出来る。また双方のMIXも可である。
もちろん味の濃さ、麺の茹で具合も指定できる。

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10分程でご対麺・・・雷紋の丼がうれしい。

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元(もと) 660円

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細かな脂の粒が光る。

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色の濃い目なスープは魚介の風味と甘みを感じるそばつゆライクな味わい。
かつてラーメンは「支那そば」と呼ばれていた。最初はそばつゆを使っていたかもしれない。日本人の嗜好に合った味である。

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麺も細めの角のストレート。加水率は低そうでボソッとした舌触り。もっちり感はあまり感じられない。小麦の味と香りが楽しめる。これもそばライク。かつてはそばのつなぎの小麦粉(通称うどん粉)を材料にラーメンを使っていたのかも知れない。
ちなみに「ラーメン二郎」でおなじみのオーションも本来の用途はそばのつなぎである。

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チャーシューは薄めのモモ肉が三枚。
チャーシューは本来ダシを取るために使われたダシガラ。モモ肉はしっかりしたうまみが出る部位。噛み締めると最後の一味を搾り出す。

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メンマというより「シナチク」と呼びたいそれ。
いい部分を丁寧に切りそろえられたもの。シャクシャクした歯ざわりがたまらない。

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彩りを添えるのと舌休めの役目に置かれるほうれん草となると。

昔ながらの中華そばをしっかり作りこんだ感じがする。
当時の完全復刻と言うわけには行かないがおおよそイメージは出来ると思う。
「庶民の味」ラーメンの進化は日本の進化と同時進行であろう。
次はもちろん「伝」だと思った。

最近のラーメンばかり追いかけているラヲタにお勧めしたいお店である。

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福島と言えば「喜多方ラーメン」や「白河ラーメン」ばかり有名であるが・・・
「喜多方ばかりがラーメンじゃない」と立ち上がった郡山のラーメン店の集まり「一麺会」。

街のあちこちにノボリも立つ。今後は郡山ラーメンに注目である。

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ますや本店

福島県郡山市新屋敷1-35 ニッカン102ビル(地図)

営業時間 11:30~21:00

定休日 なし

席数 カウンター16席 テーブル3卓

喫煙 

駐車場 あり(共用20台)

交通アクセス 国道4号を白河より北上。国道49号を越えたあたりでバイパスを降り右手へ。二つめの信号(右にヤマザキデイリーストア)を右折。一つ目の信号を超えてすぐ右手のテナントの真ん中。

中華そば さんこう@福島県郡山市

部屋の片隅から福島のラーメン本が出てきた。素朴なラーメン満載・・・
福島に行ってみたくなった・・・

その店は国道49号線と4号線が交わる辺りにひっそりと佇む・・・

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古くからの食堂と言った佇まいである。分店と書いてあるが本店は閉店したらしい。

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先客は小上がりに一組、カウンターに一人。あとから1名来店・・・

メニューを拝見・・・

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「支那そば」と「中華そば」とどう違うのか?と思ったら・・・こんな感じで違います。

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背脂が乗る「中華そば」をお願いする。ついつい「脂多め」と付け加えてしまう自分・・・

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味噌、塩の「野菜多め」はどこかのラーメンに似てますね(^^)

暑い事もあったがさすがみちのく、水がおいしい・・・

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お店の方は年配の男女。ご夫婦でしょう。派手さはないが着実なオペ、10分後に着丼。

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中華そば 700円

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濃い琥珀色のスープに刻みタマネギの薬味は「八王子系ラーメン」を思わせる。
多め指定でのそれほど背脂は目立たない。あくまでアクセントであろうか?

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澄んだ琥珀色に油玉が輝く・・・濃い色の通り、深いコクのあるスープ。
しかし生醤油っぽい尖りは感じさせない。ほんのり煮干と生姜の甘みがするすっきりした味、しっかりした輪郭をもつ。白河ラーメンに似ていると思った。

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麺は中太の、かなり縮れが強い腰のある麺。ぷりぷりと弾力があり噛むと口の中でダンスを踊る感じ。加水率は高そうであり元気がいい。
表面の艶やかさで想像できるだろうが啜り心地も滑らか。

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厚さ7mm、長さ10cmのバラチャーシューはダシに煮られて箸で持ち上げられないほどのトロトロ。食べている間にバラバラになってしまうほど・・・
特に強い味は付けられておらずスープに味つけされる感じである。

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全体的にマイルドな味つけのラーメンを壊さない感じで花を添えるメンマ。
竹の甘みを感じる味つけだ。

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こんな一皿が出るのもうれしい・・・

おおよそみちのくで食べるにふさわしい、旅の疲れを癒してくれるようなお店とラーメンであった。
この界隈はこんなラーメンが多く存在しそうである。次回福島に来るのが楽しみになりそうである。

お勘定時に「とら食堂と関係がありますか?」と聞いたが関係ないとの答であった・・・

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中華そば さんこう

福島県郡山市富田町上亀田1-3(地図)

TEL 024-951-7018

営業時間 11:00~14:30 17:30~20:00

定休日 不定休

席数 カウンター5席 小上がり3卓

喫煙 

駐車場 あり(6台)

交通アクセス 国道4号を白河より北上、途中側道へ降り「上亀田」信号を超えて国道49号と交差する手前左手。

2010年8月17日 (火)

秋葉らーめん松風@東京都千代田区

かつては電気屋街、今はメイド、ヲタクの街で知られる秋葉原。
そのビルの谷間に隠れるようにその店は佇む・・・

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実はこちらの店長、何度か埼玉のラーメン店で席をご一緒した事がある。
当時はただのラーメン好き、しかしスープの自作もされかなり研究熱心な方。
一度作品を頂いたが上品な魚介のスープであった。

とうとう本職、店長に・・・

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店外には東京のラーメン店で時折見かける製麺所の看板が立つ。
製麺所とラーメン店のタイアップ作戦はいいことだと思う。ラヲタは製麺所、小麦粉にもこだわりを持っている。

午後1時頃訪店。食券制。

こちらダシに動物質は使わない。ベジタブルポタージュスープが売りとの事。
あらかじめ予習しておいたMIXラーメンのボタンを押す。

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カウンターのみの小さなお店は先客5人程・・・きれいな店内はおしゃれなこの街に似つかわしい・・・
特に行列店ではないため殺伐とした雰囲気がなくていい。

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店の方は男性二人。食券を渡しがてら見覚えある方に声を掛ける・・・
出し抜けに声を掛けたのでびっくりした様であったが以前のことを話すと思い出してくれた。

なかなか手際よい店長(あたりまえか)。6分ほどでご対麺である。

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MIXラーメン 730円

白濁スープ、キャベツが載るので一瞬家系と見紛うが・・・

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確かにポタージュである。裏ごし野菜を煮込んだとろみあるスープに適度なスパイス感とマイルドな天然塩のような塩気を感じる。うまみは昆布でも使っているのか?と思うほど濃厚・・・
しかし動物性由来にありがちな臭みやコラーゲンによる鈍重な感じはない癖のない味。

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麺は中太の角麺。わずかにウェーブ。
驚くべき食感は茹で上げスパゲティのような強靭な腰と滑らかなすすり心地。
表面は滑らかでスープの乗りが悪い分塩気が強いと推測。このラーメンにラーメンを表現する形容詞はふさわしくない。丼に入っていて箸で食べるスープスパゲティなのだ。
最近はデュラム小麦(イタリアンパスタ用小麦)の粉を使うラーメン店もある。

キャベツも白いパリッとした部分を使い歯ごたえがいい。生だがスープを絡めて頂くとうまい。

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気のせいか干し肉っぽい風味を感じたチャーシュー。食感もおおよそしっとり感を感じず乾物の香ばしさを感じた。

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太めのさっくりした食感のメンマはおそらく乾燥の戻し。
この洋風なラーメンの雰囲気をぶち壊さないよう浅めの竹本来の味と風味を生かすような味付けである。これを頂いてはじめてこれがラーメンであると思い返す。

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背脂・・・ではなくてバター(牛乳由来品)です。
バタ臭いのは自分は大好き。チーズ、グラタン、ピザ大好き。
コーンのトッピングもあるのでヒントは北海道ラーメンか?
イタリアンな雰囲気にはオリーブ油、青みにバジルもいいかも?

おおよそ群馬の田舎者の想像の域を超えたラーメンであった。さすが東京、うまければ何でもありのようだ。
日本人は麺が大好き。そばだろうがうどんだろうがラーメンだろうがスパゲティだろうが冷麺だろうが何でも来いである。ラーメンをラーメンの枠で捕らえようとするところに無理があるのだ。

もっと表に出てきて欲しいと思うが・・・案外ファンはこの隠れ家的な雰囲気を気に入っているのかも知れない。

自分のラーメンを食べに来てくれる人がいる。自分の仕事が人に認められている・・・

店長の表情は喜びに満ちていた様であった・・・

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秋葉らーめん松風

東京都千代田区外神田3-14-3(地図)

TEL 03-5296-1277

営業時間 11:30~21:00

定休日 なし

席数 カウンター10席

喫煙 不可

駐車場 なし

交通アクセス JR秋葉原駅電気街口前の中央通り(都道437号)を御徒町方面(駅を背にして右)へ。右のドンキホーテを過ぎた先の路地を左折(一方通行で車では入れないようです)。一つ目の路地を左折。この店・・・

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・・・のすぐ脇の路地(テナント募集と書いてあるところ)を左に入ると・・・

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突き当たり直前の左手にあります(^^)

靖国神社外苑休憩所@東京都千代田区

普段は静かな参道の傍らに佇むお店。
しかし毎年8月15日のこの地は多くの参拝者でごったがえす。

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朝9時半、参拝を終えて遅い朝食をこちらで取る事にする。

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メニュー拝見。

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そば、うどんの他、おでん、かき氷もあり。ビールと枝豆は日本の夏の定番であろう。

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カウンターにて口頭でラーメンをお願いする。
駅そばやサービスエリアのドライブイン同様の速さが勝負のお店であろう。

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4分ほどで「ラーメンの方・・・」と呼ばれる。配膳はセルフ。お盆に載せてテーブルに着席する。

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ラーメン 650円

なかなかのビジュアル。しっかり「東京ラーメン」しています。
しっかりナルトも装備されており抜かりありません。

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あまり油が浮かないあっさりめなスープであろう。定石どおり・・レンゲなし。直接丼からずずず・・・

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ほんのりとしたガラ感、カエシもそれにあわせて浅めな味つけで醤油の尖り、主張は感じられない。癒し系のスープである。

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麺もイメージを崩さない定番の細縮れ、かん水と玉子の風味のなつかしい味である。
若干柔目。しかし縮れがライトなスープを持ち上げて口の中に飛び込んでくるちゅるちゅると言うすすり具合はラーメンだけの食感。しかし最近はそんなラーメンも少なくなった。

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意外によかったチャーシューは巻きバラ。
若干パサ目のデガラシだが個性控えめのこのラーメンに似合っている。
デガラシゆえ浅目の味つけはかすかに残った肉の味を感じさせる。

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メンマも同様、全体のバランスを崩さない控えめな味つけ。わかめの風味もいい。
値段の650円はちょっと高めだが場代と考えよう。

強烈な個性はなくマニアの対象にはならないだろうが万人向きのラーメンであろう。
やさしく控えめな味はおそらく参拝者の年齢を考えたものだと思う。

愛国活動の合い間のひと時か?参拝者のご婦人と談笑する右翼のおにーさん・・・

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参拝を終えてほっと一息・・・そんな心を和ませる味であった・・・

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靖国神社外苑休憩所

東京都千代田区九段北3-1 靖国神社参堂脇(地図)

TEL 不明 

営業時間 9:00~17:00位

定休日 不明

席数 店内長テーブル4卓 外テーブル10卓位。

喫煙 可

駐車場 なし(許可があれば神社駐車場使用可?)

交通アクセス 靖国通りより靖国神社参道を約300m進んだ右手。

2010年8月16日 (月)

ラーメンショップ 吉間家@埼玉県東松山市

ラーショをこよなく愛する「ラーショクレイジー」のラー友さんから情報を頂いた。オリジナルのラー油を使った裏メニューが存在すると言う・・・

もう一人のラーショクレイジーに声掛け、3人で向かう。
10時ちょっと過ぎに到着。

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国道254号線の旧道沿いにその店は佇む・・・屋号を持つラーショは珍しい。開店は9時30分。この時間で数人の先客は常連であろう。

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古いラーショであろうがしっかり手入れされている。ラーショは貼り紙は多いが店の造りはシンプル。テーブルに着席する。

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メニューは決まっているがチェック。デフォのラーメンは480円とお値打ち価格。

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よそにはないオリジナルメニューも見える。

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裏メニューゆえこちらには標記なし。しかし「ラー油ラーメン」と言えば快諾される。
お値段は680円。

お店の方は男女2人。てきぱきしたオペレーションは見ていて気分がいい。

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まず「麺硬め」のラー友さんのラーメン、一呼吸置いて自分のラーメン着丼である。

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ラー油ラーメン 680円

おおよそいつも食べているラーショのラーメンとかけ離れたスタイル。

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乳化白濁したスープがしっかりした仕事ぶりを裏付ける。大いに期待する。
ラー油と言うより「マー油(ニンニク焦がし油)」に近い。香ばしい香り・・・

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しかしマー油にあるような「金属をなめた感じの味」はない。いろいろな食材が入るせいだろうか?複雑かつ豊かな味。それゆえ辛味は感じない。

だが舌はそう感じずとも体が感じているのは額ににじむ汗でわかる。
しっかりしたダシは調味料が尖らず力強いわかりやすい味である。
はっきりした輪郭がありラー油をしっかり受け止めバランスを保つ。

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焦げたラー油の材料とモヤシが絡む。モヤシは舌休めの役割とともにボリュームを持たせるのにも一役買う。わずかに硬めの湯で具合・・・

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いわゆる「○あ」のラーショ共通の麺は細目角断面のウェーブ麺。しかし撮影のためちょっと時間が経つがそれでも自分には丁度いい茹で具合、つるつるモチモチに感じる。
しょっぱさが尖らないスープゆえ麺が存在感をアピール。ラー油にもマッチ・・・

最近、自分は「ラーショはくたくた麺」の認識は改めねば・・・と思い始めている。

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デフォで味玉が一個載る。黄身がスープとよく合う。

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チャーシューはそれほど大きくない、柔らかでしっとりしたもの。
色でわかるようにそれほど味つけは濃くない。繊維の走り方からモモあたりだろうか?
ぎゅっとかみ締めるとうまみが滲み出す。

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なかなか病みつきになりそうなラーメンであった。ラー友は卓上の調味料で味の変化を楽しんでいた。

かなり研究熱心な店主であろう。なかなかオリジナリティあふれるラーメンであった。
ラー友が店主に声をかけると「もっと素材感を出した方がいいと思うので考えてます」との事であった。自分はこれで十分いいと思ったが・・・

しかしうれしいことにこんなラーショは多いのである。
フランチャイズと言われながらも縛りの比較的ゆるいラーショはお店によって千差万別の味、ゆえに食べ歩きは楽しい。
某ラーメン評論家は「味のブレが嫌ならラーショやチェーン店に行けばいい」と言ったがそれはいかにラーショを知らないかわかる言葉である。恥ずべきだ。

また某ラーメンサイトでラヲタが「初ラーショ」と持ち上げるがチェーンやラーショを食べた事のない人にラーメンを語る資格はない。ラーメンとは庶民の味、まずはこちらから入るべきであろうと思う。

下手なラヲタ好みの店より精進しているラーショは多い。そしてそのうまさを享受できるのはラヲタではなく「本当にうまいラーメンを知っている」一般の客の方であろう。

汝 ラーショを侮ることなかれ・・・

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ラーメンショップ吉間家

埼玉県東松山市大字上唐子924-5(地図)

TEL 0493-24-9008

営業時間 9:30~20:00(日曜日は10:30~20:00)

定休日 火曜日

席数 カウンター10席 4人掛けテーブル3卓

喫煙 可

駐車場 あり(大型大歓迎)

交通アクセス 国道254号を小川町より東松山方面へ走行「上唐子(北)」信号右折。そのまま走行右手。

ホームページ http://www.e-sailink.com/~yoshimake/i/

2010年8月15日 (日)

麺処 めの娘 高崎店@群馬県高崎市

その日は仕事だったが産業給食がお盆休み。職場から遠くないこちらに向かった。
群馬県内に4店舗を構えるこちら・・・

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丁度12時くらい。世間は盆休みで先客はファミリーとカウンターにちらほら・・・
外観とは裏腹になかなかシックな内装である。しかしテーブル席が多く大人数でもOKである。

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メニュー・・・
こちら店名から北海道ラーメンと推測できる。

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オリジナルのアレンジラーメンもある。特に別に貼ってあるこちらはお勧めであろう。

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もちろん冷し系も怠りない。今年の異常気象で食べている先客も多い。

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本日は有能な部下と一緒。こちらの看板と言われる味噌ラーメンと餃子をお願いする。
店内には油が焦げる香ばしい臭いが漂う。ラーメン屋の臭いだ・・・

12時を過ぎるほどに後客が続々・・・なかなか人気店の様である。12分ほどでご対麺・・・

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味噌ラーメン 577円

もやしとひき肉が載った札幌風味噌ラーメンである。

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焦がしネギと白ゴマ、そしてラードの焦げる臭いが香ばしい・・・早速スープから・・・

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意外に味噌が支配的でなくがら感も感じる。それより味噌に刻み込まれた素材・・・ニンニクや生姜?こちらでは擂ったフルーツも入ると言うそれはライトに甘め。
隠し味程度に酒粕が入っているのでは?と邪推してしまう。

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麺は手打ちとの事だが東毛、佐野にあるうどんライクな手打ちではなく中太の味噌ラーメンにふさわしいもっちりシコシコ麺。加水率も高そうである。
表面のツヤを見ても滑らかなすすり心地が想像できる。

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トッピングはオーソドックス。メンマは本来の味をうまく生かしている。
お勘定の時に聞いたところ乾燥メンマの戻しであった。

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餃子は大きめパンパンの佐野の餃子に似る。レモンを絞っていただく。

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厚めの柔らかな皮、中は大きめに刻まれた野菜・・・熱いスープで一杯。注意されたし。ボリュームあり。おすすめ!

全体にオーソドックスながらも「もう一歩踏み込んだ」小技がきいたラーメンである。
オーソドックスゆえラヲタの話題には上らないが一般客からの支持は高いと思う。
いつ見てもいっぱいの駐車場からそれを現している・・・

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麺処 めの娘 高崎店

群馬県高崎市問屋町1丁目11-32(地図)

TEL 027-363-8208

営業時間 11;00~22:00

定休日 木曜日

席数 カウンター11席 テーブル8卓

喫煙 可

駐車場 あり(20台くらい)

交通アクセス 国道17号を東京より前橋方面に走行。環状線と交わる「緑町」信号右折。一つ目の信号を左折して二軒目左。

2010年8月10日 (火)

七代目助屋@長野県佐久市

長野県佐久市の「ラーメンスタンプラリー(7/1~9/23)」に参加する。

県内に数店の系列店を持つ長野県のラーメン勢力のひとつ。長野では少数派の豚骨ラーメン中心の店である。

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佐久のラーメン店有志による「ラーメン世界制覇」は今年で2回目。
昨年のこちらの作品「フランス風夏ノ麺」。

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今年はイタリアの様である。

13時40分ごろ到着。広い駐車場には車がいっぱい。結構な人気だ。

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中にはファミリー一組が待ち。その後にジョイントする。
こちら食券制だがラーメンの写真が貼ってあるのがいい。どんなラーメンか一目瞭然。
一般人は「これがおいしそう」と見た目でメニューを選ぶと思う。

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お目当てのメニューのボタンを押す。女性店員にカウンターに通される。

店内は古い日本建築の雰囲気いっぱい。さすが「癒しの里・信州」である。

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比較的広い店内はくつろげる。ファミリーにはもってこいの雰囲気。テーブル、小上がりも多い。

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カウンターもこんな感じで屋台風・・・

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信州美人に食券を渡す。
こちらのデフォと思われるラーメンは好みは調整可能である。
裏メニューって?知ってる人いますか?
何気に焼酎のボトルも並ぶ。

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ちょっと手間がかかるのか?10分ちょっとでご対麺である。

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小海老とトマトのサラダ仕立 780円

ふっふっふっ・・・こちらもまぜそばの様であります。
今年は群馬でもサラダパスタ風のラーメンを出す店が多いように感じる。全国的な流れか?
冷し中華、つけめんの枠から飛び出した夏のラーメンはまぜそばのスタイル・・・

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夏はサラダがおいしい季節。特に家庭菜園でキュウリやトマトを作っている人は毎日新鮮な野菜が食べられるから幸せだ。
こちらはそうは行かないだろうが・・・しかし生きのよさを感じる野菜てんこ盛り・・・

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そして贅沢にも小エビが入る。ピンク色が艶かしい。色合いも最高である。

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麺はオーソドックスな細目縮れのもっちり中華麺。しかし茹でて冷水で〆られてコリコリの小気味よい食感にもなっている。

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ぐるっとかき回す。タレの感じはマヨネーズと中華ドレッシングを合わせたようなまったりした味の中にゴマ油の風味と甘みを感じる。
麺にタレが付着した感じはカルボナーラ風。確かにイタリアン風である。
あるいは春雨サラダ風であろうか?

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ぷりぷりの小エビは贅沢な気分にさせる。もっとシーフードをと思うのは贅沢だろうか?
佇まいにそぐわない(失礼)かなりオシャレな姿と味。本当のさっぱり味とはこのことであろう。ばさばさ頂く・・・

おそらく女性店員の意見も大いに取り入れているのであろう。

まさに夏頂くにふさわしい一杯、加えて女性に人気になりそうなラーメンであった。

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七代目 助屋

長野県佐久市中込2991-1(地図)

TEL 0267-63-7274

営業時間 11:30~14:30 17:30~22:30

定休日 不定休

席数 カウンター12席 テーブル2卓 カウンターテーブル(8人掛け)2卓 小上がり4卓

喫煙 可

駐車場 あり(30台)

交通アクセス 国道254号を群馬から長野方面へ走行。「滑津大橋」信号右折、県道138号線「中込原南」信号先左手。

2010年8月 9日 (月)

麺匠 文蔵@長野県佐久市

長野県佐久市の「ラーメンスタンプラリー(7/1~9/23)」に参加する。

佐久のみならず、長野でもトップクラスの人気を誇るこちら・・・
県内に系列店を三店舗ほど構えている。
自分が長野ラーメンにはまったきっかけの店である。

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鄙びた感じの岩村田駅近いところにひっそりと佇む・・・
まだ開店前、準備中を示す「修行中」の札がかかる。しばし近くを散策して時間を潰す。
佐久のラーメン店有志でスタンプラリーが行われる。テーマは「ラーメン世界制覇」・・・今年は2回目。ラーメンで世界を表現するわけだが・・・

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こちらは日本を表現するラーメンを作る。

ちなみに去年の作品・・・「イタリア風夏ノ麺」

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今年は日本をイメージしたものだという。

開店時間は11時30分。先客は2人・・・店前の札が「挑戦中」に返る・・・

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店内にはあのラーメン界の偉人、山岸一雄さんの色紙が・・・お守りであろう。
山岸氏は長野県出身。長野のラーメン屋の誇りであろう。いい言葉である。

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食券制。おすすめ?には金の花が貼ってある。

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店員にスタンプラリーのメニューを聞く・・・「こちらになります」と指を指されたのがこちら。

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毎年8月15日に靖国神社を参拝する自分。うってつけのメニューである。
接客のいい店員に案内されてカウンターに着席する。

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内装は癒しの里・信州らしく落ちついた内装である。豚骨醤油の店らしくその香りが漂う。
それと厨房でチャーシューを炙る香ばしい臭いが重なる。

数分後に麺が上がった「っしゃー!」の合図が響く。店員間の「そろそろ出来上がりだぞ」の合図だろうか?

まず最初の客にこちらの定番と思われるものが配膳される。そして自分のと思しき麺を水で〆ているしぐさが見られる。そしてザルで水を切って「っしゃー!」の掛け声・・・

すかさず着丼したのがこちら・・・

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王道日の丸そば 700円

いわゆる「まぜそば」である。ひたひたの濃い目のタレを絡めて食べるタイプ。
まだ決まった形は確立されておらず各店趣向を凝らす。
こちらは天かす、そしてなめ茸が載る。ラーメンの具として初めて見た。

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玉子は混ぜる時にバラけやすいように?切れ目が入る。ぐるりとかきまわす・・・
ラーメンだとこの時点でふわっと香りが上がるがそれがないのはちょっと寂しい。

タレは魚介のうまみと醤油のうまみが濃縮された感じ。鰹?の自然な甘みがいい。
イメージとすれば佃煮の味か?しかし長野ラーメンの常で醤油は尖らず控えめ。

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麺は太めストレート。つるつるもちもちの麺が水で〆られてこりこりの歯ざわりになっている。気持ち濃い目のタレと太麺のバランスがいい。無心にすすりこむ。
玉子の半熟は正解。玉子の黄身がまったりした食感を感じさせる。

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細切りチャーシューは茹で豚。特に味付けはない。混ぜられて味が付く感じである。
天かすのカリポリした感じも新鮮だ。

しかし「どこが日の丸?」の感もあった。たしかに丼は赤いし和風であったが・・・

奇抜な食材を使いながらもそれがバラけず味がまとまっている。さすがに長野屈指の人気店である。見事なできばえである。

もう長野ラーメンはラヲタが無視できない所まで来ていると思う。

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麺匠 文蔵

長野県佐久市岩村田1107-3(地図)

TEL 0267-67-8688

営業時間 11:30~14:30 17:00~21:00(麺が無くなり次第終了)

定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)

席数 カウンター5席 テーブル3卓

喫煙 時間制禁煙(11:30〜14:30は禁煙)

駐車場 あり(店前4台 第二駐車場6台)

交通アクセス 岩村田駅を背にして左手方向。駅前交差点より1つ目の細い道を右折、約50m先左手。

ホームページ http://bunzoh.com/

2010年8月 3日 (火)

麺や のかぜ@埼玉県深谷市

国道17号の旧道沿い、しかもラーメンチェーン店の裏にその店はひっそり佇む。

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以前は鶏白湯スープのお店だったらしいが・・・現在は煮干スープとの事である。

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11時45分入店、先客2人。開店待ちのファンであろうか?

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店内には柔らかな魚介の香りが漂う。日本人なら心安らぐ香りであろう・・・
メニューはシンプルに煮干ベースの「醤油」と「塩」の二本立て。
日本人の偉大なる発明、およびデフォと思われる醤油をお願いする。
「脂多め出来ます」とあったので店員に確認したところ背脂ではないとの事。鶏油か?

液体油は嫌いなので普通でお願いする。

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店内はきれいで寿司屋、あるいは割烹と言った佇まい。居酒屋の性格もあるようで夜のメニューもある。

あじ玉は150円ではなく70円なので遠慮しないでほしいわけだが(木亥火暴)

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店員さんは腰の低い方。決してかっこいいイケ面ではないがやさしそうで誠実そうな人である。お勘定の時は厨房の奥からも「ありがとうございました」と頭を下げるのも見えた。

8分後にご対麺である。

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煮干醤油ラーメン 600円

シンプルな姿は味で勝負と言ったところであろう。こういう「カケラーメン」は相当な自身がないと出せないシロモノ。自分は好みである。

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ノーマルでは油はこの程度である。しかし好感。最近のこの手はなぜか油を浮かせたがる傾向にあると思う。その結果煮干風味はガツンと来る魚臭いもの。そしてそれに負けじと醤油臭くする・・・しかしこちらはその反対であろう。色から察するにあまり醤油は尖らないと推測される。

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予想通りのやさしい色のスープはまずふくよかな煮干味が感じられる。それもガツンではなく幻想的に・・・約2テンポ遅れて調味料の醤油の味が言い訳程度に感じられる。
適度な苦味が煮干し好きには堪えられないであろう。

普通のラーメンはまず醤油の味、後から煮干が来る物だがこちらは完全に逆、あくまで前面に煮干、カエシは添え物に近い。比率で言えばダシ8:カエシ2位だろうか?
関西風、京風のダシ主体の味つけである。

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麺はこの手の和風スープに似合う低加水のストレート細麺。博多麺をちょっと太くしような感じで唇で噛み切る時のぶりぶりした食感がいい。粉っぽさが鼻腔に広がる。
季節柄、これで冷たいラーメンを作ってほしいというのは自分だけではあるまい。

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見よ!この脂の多さ。単に材料のばらつきかも知れないが・・・
この手の和風魚介ラーメンはコッテリ感いまいちに感じるがこれを補うための措置だろうか?あえて脂を掃除しないとしたら作り手はかなりのセンスの持ち主である。
肉感あり。炙りが入るのか?香ばしい感じである。もっともトッピングの1枚100円は・・・

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メンマはこの丼ではワンポイント、インパクトがある味であった。

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この丼にふさわしくない?揚げネギ・・・しかし・・・
意外にネギのうまい部分を残しており、加えて香ばしさも加えてラーメンに張りを与えていた。逆に薬味のネギが奥ゆかしいこのスープを壊していた感じがあった。

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おおよそ一口目は物足りない味・・・しかしそれが却って「もっと・・・」の欲求をそそるチューニング・・・気がつけばスープまで完飲であった。これはラーメン全体の完成度が高い証拠である。うまいラーメンならスープまで完飲出来る。

正直、味付けを濃くしたがる傾向の今時のラーメンの中にあって逆に味付けを薄くし、ダシを前面に出すと言う手法は新鮮でいい。人間にたとえれば美人はあれこれ厚化粧せず素の美しさを前面に出した方がいいという事であろう。

「ラーメンデータベース」と言うサイトでは評価はいまいちであるがこれは批評している人の好みのラーメンを見ればわかる。野菜ドカ盛りの豚の餌やつけめんで有名なチェーン店の魚粉投入の甘くどいつけめんを食べて味覚を破壊された障害者からは低評価。確かに彼らの舌には味は感じられないだろう。逆に「水の味を楽しめる」繊細な味覚の持ち主は高評価している。

事実、この店のラーメンを食べた埼玉の某ラーメン店の女主人は「まずい」と一喝しているが・・・その店は「特濃」とか「焦がし醤油」とかの濃い味志向の店であった。

味のわかる人のみ味わってほしいラーメンである。

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麺や のかぜ

埼玉県深谷市西大沼344-17(地図)

営業時間 11:30~14:00 17:00~22:00

定休日 水曜日

席数 カウンター7席 小上がり2卓

喫煙 不明

駐車場 あり(店前3台)

交通アクセス 国道17号線を本庄より熊谷方面走行。「ボートピア岡部」を過ぎて右方面「深谷市街」方面へ。左手の「ラーメンあじ平」裏。「ファミリーブック大沼店」隣。

2010年8月 1日 (日)

ニューハルピン@新潟県上越市

直江津駅の前には古い繁華街の町並みが見える。このつながりに程近いところにその店は佇む。創業は昭和38年(1963年)、この界隈では誰でも知っている老舗の名店である。
「ニューハルピン」のロゴがいい。またタンメンを「湯麺」と標記する看板が風雪で剥落しているのも風情がある。

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店の前にはおおよそ30年前のバイクが佇む(自分も持っていた)。
隣はバイクのガレージがある。店主は二代目、上越では有名なバイク乗りらしい。

丁度お昼頃訪店。お客さんいっぱいで空き席を待つ・・・
老若男女の一般客ばかり。アベック、家族連れも多い。しかしキモいラヲタの姿は見えない。ラーメン好きばかりの様である。

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上に貼ってあるメニュー・・・醤油と塩、そして辛いラーメンからなるメニュー・・・

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そしてこんな事も・・・いかに人気店かわかる。 7

カウンターの回転はいい。空いた席に案内される。ラーメンをオーダー・・・
店員は男性二人、女性一人の三人体制。店主?がかいがいしく中華なべを振るう。
かなり活気がある店内・・・8分程でご対麺である。

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らーめん 550円

わずかに濁りがあるスープからはもうもうとガラの香りが立ち昇る。特に新潟上越のラーメンはかなりガラ感が強い。豚骨スープとは違う昔ながらのラーメン屋の香りである。
最近のラーメンにはない香り・・・

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なかなか厚いラード層・・・

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あまりカエシは前面に出ず、ダシのうまさをアシストするにとどまる若干甘めなスープは魚介、野菜の複雑な融合。そして化調・・・

自分はラーメンに化調投入は容認する。「ラーメンは安くてうまければいい」と思っている。ラヲタ以外の一般人もそうであろう。化調はうまみ成分の結晶、入れたほうがうまいに決まっている。

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麺は一般的な中華麺の面持ちだがかん水少なめ?な白っぽい麺。強めの腰がありシコシコではなくブリブリバッツンな噛み応えの強い麺。縮れありですすり込む快感がある。

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チャーシューは肩あたりの煮豚。昔ながらのスープにダシを取られたダシガラだがこれをいかに食わせるか?が店の腕の見せ所。パサ目だがしっとり感があるチャーシューは外側にカエシをまとい、中はほんのり肉のうまみを残す好みのタイプであった。

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ちょっとお粗末な感じのメンマだが味つけは上々・・・もっと太い部分を載せて欲しい。

おおよそストレートなうまさでわかりやすい味。ゆえにお「頭でラーメンを食べる」ラヲタではなく「舌でラーメンを食べる」一般客が多いのがうなづける。
自分は思う。本当においしいラーメンを知っているのはラヲタではなく一般人の方だと・・・

創業50年近いこの店の威光は未だに輝き続けている・・・

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ニューハルピン

新潟県上越市中央5-2-43(地図)

TEL 025-543-3897

営業時間 11:00~15:00(スープなくなり次第終了)

定休日 水曜日

席数 カウンター7席 テーブル3卓 奥に小上がりあり

喫煙 分煙制

駐車場 あり(20台)

交通アクセス JR直江津駅北口から駅を背にして直進。道路は右にカーブするが正面の細い道に入って約300m先左手。店の反対側が駐車場。

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