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2011年5月 9日 (月)

萬里@長野県伊那市

あなたは「ローメン」という食べ物を知っているだろうか?
この地方(南信)で食べられている、焼きそばともラーメンともつかない食べ物・・・
そのローメン発祥の店がこちらである。

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市街地の細い路地に佇むこちらは歴史ありげな店構えである。
丁度昼頃入店。すでにカウンター、小上がりには多くの先客・・・カウンター席に腰をおろす。
向かいのカウンターではしきりにラーメンやメニューの写真を撮ったりしているアベックがいる。
商売敵(ブロガー)であろうか?

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メニュー拝見・・・
面白いのは「大盛り」の上に「超大盛り」が存在すること。
そして何と!ダチョウの刺身なる物が・・・

ユッケ事件があって日も浅いが・・・馬やレバーや鹿の刺身は食べたことがあるがダチョウは食べたことがない。
ローメンとダチョウの刺身をお願いする。

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店内は昔ながらの中華料理屋である。厨房の前のほうに並ぶ怪しい容器・・・

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おっそろしく滋養強壮に効きそうな物の焼酎漬けである。
価格はグラス1杯の値段だそうな。車なので遠慮したが・・・

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着丼を待つ間にお店にあるこんな小冊子を読む。それによると・・・

1955年(昭和30年)に、伊那市の中華料理店「萬里」の主人であった伊藤和弌が、服部製麺社長の故・服部幸雄の協力を得て創作した。
当時は、冷蔵庫が一般的でなく、麺の保存が利かなかったため、蒸し麺を用いて日持ちさせた。

肉は、伊那市周辺で羊毛生産のため盛んに飼育されていた牧羊に伴う副産物のマトンを使うこととし、塩漬け肉にして日持ちさせたものが使用された。
野菜は周辺で栽培されていたキャベツを使用した。
初期には、肉を炒めるという炒肉麺(チャーローメン)と称して販売されたようである。
諸説あるが、最終的には「チャー」がとれ、「ローメン」という名称が定着した。

伊藤和弌は、地域発展を念頭に「ローメン」の名称使用を自由にしたため、ローメンは周囲の店に広がった。
伊那市もローメンをまちおこしに使用している。

萬里本店近くには、記念碑も建立され、6月4日をその語呂(蒸し麺)からローメンの日としている。

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店内に飾られた、イラストに描かれた伊藤和弌氏。

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まずはダチョウの刺身(850円)が到着。

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てっきり鶏のササミみたいなのを想像していたが・・・獣肉っぽい赤身。
脂は乗らずあっさり癖のない味。
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ローメン 680円

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茹でキャベツが載った姿はどこかのラーメンに似ている。

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レンゲで掬って・・・ん~・・・かなり薄い・・・
キャベツの茹で汁じゃないか?と思うくらい薄く、そして甘い。

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麺は黄色み強い正方形角断面の中太麺。そばライクなぼそぼそした食感。
しなやかさはなくボキボキ。これが「蒸し麺」なのか?

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具はクタ目に茹でられたキャベツ、マトン、そしてキクラゲが載る。
マトンと聞いて癖のあるあの匂いを思い浮かべる人もいると思うが豚肉と大差ない感じ。
自分はもっと乳臭いマトン臭がする方が「伊那でローメンを食べている」感じがして好きなのだが・・・

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デフォでは全体的に薄めのぼんやりした感じ。こちらにあるおいしい食べ方指南。
早速卓上の調味料を・・・

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右手の、注ぎ口にホースがついたのがソース。
その大きさから、ソースで味を着けるのが主流と思われる。
ソース掛けまわし、酢掛けまわし・・・さらにニンニク投入、ラー油投入・・・
しかしかなり調味料を投入しなければパンチが出てこない。
薄いスープが味をぼやかしているせいであろう・・・

隣の方は地元であろうか?手馴れた感じで調味、口に運んでいる・・・

正直、自分はよそ者ゆえにこちらの味は微妙であった。
しかしお客は入れ替わり立ち替わりやってくる。家族連れも・・・

自分は思う。おそらくローメンは家庭でも一般的に食べられているんだろうと思う。
焼きそばや皿うどんのように麺と、冷蔵庫にあったありあわせの食材で作った食べ物ではないのか?
群馬にも「お切り込み」という、ありあわせの食材を適当にうどんと一緒に煮込んだ食べ物も存在する。

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こちらのお店のすぐ近くに建つローメンの碑。
当地には、いろいろなスタイルのローメン(下記HP参照)を出す店がある。
大いに食べ歩く価値があると思う。

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萬里

長野県伊那市坂下3308(地図)

TEL 0265-73-2004

営業時間 11:00~14:00 17:00~22:00

定休日 月曜日

席数 カウンター8席 小上がり4卓

喫煙 可

駐車場 なし(近くにコインパーキングあり)

HP http://romenz.lfchs.com/index.aspx

交通アクセス 国道153号線を諏訪より伊那方面へ走行。国道361号と交差する「入船」信号先右手の路地2軒目。

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