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2012年1月16日 (月)

清華軒 2@群馬県高崎市

高崎の名店ここにあり。
昭和31年創業。住宅街の細い路地脇に、その店は佇む。

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日曜日、11時半頃到着。
平日は近くのオフィス街の客も多いが休日はのんびりとした佇まい。
ノレンはないが営業中の札が出ている。

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店内は3組ほどのお客さん。比較的年配者。
最近少なくなった「昔ながらの中華そば」を求める方であろう。
店内には4つの丸テーブルが並ぶ。二階席もあるらしい。

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メニュー

典型的な中華屋メニュー。日本人の大好きなラーメン、炒飯、餃子など誰が行っても、誰と行っても食べるものがある。
ラーメンを手打麺(50円増)でお願いした。
スタッフは厨房に男性三人、フロアに上州美人二人の体制。

驚いたのはラーメンのテイクアウト。
お客が来てラーメンを注文、オカモチにラーメン持って出て行った。出前ではない。
鍋を持ってラーメンを買いに来るのは見た事があるが・・・始めてみる光景。
厨房の上のほうには歴代の高崎市長からの感謝状・表彰状が掛かる。
創始者である林烈土氏は高崎の名士であろう。
厨房では店名入りの黒シャツの方が手際よく鍋を振るう。
10分後、着丼である。

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ラーメン(手打麺) 650円

この、端正ながら引き込まれる様な深い琥珀色のスープ。

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最近のラーメンは濁ったスープが多いが・・・
中華から言わせると、濁ったスープは失敗作であるという。

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冬晴れの光を受けて、澄んだラードの輪郭が輝く。
豚ガラ、鶏ガラの風味一杯。それに、他の料理で発生する野菜屑などで取ったダシは複雑かつ豊かな味わい。
やさしい甘みは煮干であろう。しかしわざとらしく主張しない。
醤油は色ほど濃くはなく、ダシをアシストする。

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手打麺は幅広平打ちの、ぴらぴらした「上州名物ひもかわ」ライクである。
同じ手打ちでも東毛(群馬県東部)のうどんライクな麺と違って中華麺のようにシコシコ感あり。
小麦粉は東毛手打ちと同じものと推測。しかし加水率、かん水添加量による食感の使いと思われる。

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チャーシューはバラ。おそらくダシを取るために煮られた物であろう。
特に味付けはない模様。脂のうまみとほのかに残る赤身のうまみが滲む。

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優しい味わいから、おそらく乾燥戻しだと思われるメンマ。
手間を掛けなければ出せない味がここにある。

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最近のラーメンに見られなくなったナルトがうれしい。

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長年愛されてきた老舗の味をレンゲで一杯づつ堪能する。
一すくいごとに味が重なる・・・完飲。
自分はよく「どこのラーメンがお勧めですか?」と人に聞かれる。
そんな時は真っ先にこちらをお勧めする。誰もがうまいと思うラーメンであろう。

創始者・林烈土氏は中国(台湾とも)出身であると聞いたことがある。
それは中国出身の藩欽星氏(喜多方ラーメンの始祖・源来軒創始者)とダブってしまう自分である。
そして「喜多方に藩欽星あれば、高崎に林烈土あり」と誇ってしまう。

平成23年10月9日、希代の名人の魂は、多くのファンに惜しまれつつ天寿を全うする。
享年87歳。亡くなる間際にも、元気に麺を打たれていたと聞く。

しかし案ずる事なかれ。老舗の味は弟子が見事に引き継いでいる。
老舗の味は健在である。

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清華軒

群馬県高崎市相生町58(地図)

TEL 027-322-0292

営業時間 11:00~14:30、17:30~20:20

定休日 水曜日 祝日

席数 1階テーブル4卓 2階テーブル5卓

喫煙 不可

駐車場 あり(店前4台 ちょっと離れたところにもあり)

交通アクセス 国道17号を熊谷より前橋方面走行。国道18号と分岐する所を左へ下り、18号方面へ行かず右手(国道354)へ。「並榎町」の次の信号を右折。一つ目の路地を左折。一つ目の路地(直進不可)を右折、約150m先の路地角左手(道が狭いので注意してください)。

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コメント

こんにちは。初コメです。
いつも参考にさせていただいてます。

清華軒、私も大好きなお店です。
昨年伺った際にご主人がかなり痩せられていたのが忘れられません。
これからも長く続いて欲しいです。

>>リトモさん

参考にしていただきありがとうございます。
バカ舌&心情で味わう為、内容はあまり参考にならないと思いますが・・・
写真はなるべく掲載、店の雰囲気をお伝えできるようにしております。

市内にもこちらの流れを汲むお店が数軒あり「清華軒の味は消えず」と思っています。

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